* ルイ&マルグリットについての基礎知識 *

すいません…私ったらぁ〜(><;)。
ルイマル専用ページ作る!って息巻いたはいいが、
あくまで『ジャンヌ』知ってる人しか分からんシロモノしか
用意しておりませんでした。いちお歴史上の実在人物ですので、
分かってる項目だけでも列挙して、ご紹介したいと思った次第でありますm(_ _)m

※ルイマルと勝手に略しておりますが…(プライベートな友人からも指摘されつつ
某フランスの映画監督と勘違いしやすい表現で申し訳ありませんデス)、
正式名称は「ルイ」「マルグリット」ですヨ。


仲良しルイマル(…古い絵だなぁ^^;)


● ルイ・ド・ヴァロア ●
フランス王太子 / 後のフランス国王ルイ11世(Louis XI)
1423年7月3日誕生
(生没年:1423-1483/在位:1461-83)
フランス中部ブールジュ(にある世界遺産サンテティエンヌ大聖堂の近く)にて生を受ける。
*
フランス・ヴァロア王家出身

フランス国王シャルル7世と
アンジュー家の公女マリー・ダンジュー
との第1子(長男)として生まれる。
**
※ウチのサイト的な解説:ハル王子(ヘンリー5世)の甥(妃の弟の息子)
***
当然ながら…国王に即位してからのが、いっぱい記録あるんですけど
あくまでルイマルのページなので、こちらではサラっと。
『蜘蛛王』
父王への「プラグリーの乱」等、陰謀が大好きで
敵達からは忌み嫌われ「l'universelle aragne(遍在する蜘蛛)」
という奇妙な渾名で呼ばれる。イングランドの薔薇戦争にも、
ランカスター家(ハルの息子ヘンリー6世)側へ加担…
シェイクスピア歴史劇『ヘンリー6世 第3部』にもチラっと登場。
また「商人王」と言われる事もあり、フランスを発展させる為に様々な事業に取り組んだ。
モン・サン・ミッシェルへフランス王家の百合の紋章を掲げる許可を出したり、
聖ミカエル騎士団を結成するなど、信心深い事でも有名(『ジャンヌ』読んじゃうと「エー?」
って感じですが…きっと最後の奇跡で改心したんだね♪と思うのは御都合主義?^^;)
マルグリットを若くして亡くした数年後、サヴォイア公女シャルロットと再婚…跡継ぎのシャルル8世や
歴史小説『王妃の離婚』(佐藤賢一)の中心人物であるルイ12世の妃ジャンヌらが生まれる。


※「Kings&Queens of Europe」より 『ルイ11世』(肖像画)


***

● マルグリット・デコス(マーガレット・ステュワート) ●
スコットランド王女 / フランス王太子妃
1427年誕生(諸説あり?)
*
スコットランド・ステュワート王家出身
スコットランド国王ジェームズ1世と
サマーセット伯女ジョアン・ボーフォート
との第1子(長女)として生まれる。
(弟はスコットランド国王ジェームズ2世)
**
※ウチのサイト的な解説:ハル王子(ヘンリー5世)の従姉妹の娘
***
残念ながら、あんまり記録が残っていないそうです(涙)。
少ないながらに存在する彼女に対する記述を読むと、どれも金髪碧瞳美姫な表現ばっかですねー(しかも
かなりスタイルも良かったらしい…「詩人王」と渾名された父王譲りの詩作好きで、
サロン的なモノ(?)を開いた事がルイの嫉妬心を加熱させたんだとか。
しかし、私は彼女の最期に残した言葉を信じてますのでー!


※「Kings&Queens of Europe」より 『スコットランドのマーガレット姫』(肖像画)



<参考文献>
私がルイマルにハマったきっかけを与えてくれたのは紛れもなく『ジャンヌ』(安彦良和)
ですが…いちお2人は実在人物とゆーコトで、他にも世界各国から彼らに魅了された方々(?)が
幾つか資料などを書き残してくれています。いつも情報を提供して下さる夏海さんには心からの感謝を☆

●フランス人の歴史家;
『フランスの歴史をつくった女たち 2巻』
ギー・ブルトン 著
稲田晴年 訳
中央公論社刊
1994年04月

歴代フランス王室のゴシップ本(!?)みたいな軽〜いノリ。
ルイマルに関しては、かなり『ジャンヌ』観に近い…?


*

●アメリカ人の大学教授;
『The Universal Spider LOUIS XI』
ポール・M・ケンダル(Paul Murray Kendall)著
A PHOENIX PRESS PAPERBACK

素描:初・顔合わせ(その1) 素描:初・顔合わせ(その2)
夏海さんが翻訳して下さった『王子と姫の結婚生活に対するポールの見解』等
ルイマルの結婚についての項目を読んでいて
「マルグリットを礼儀正しく抱きしめて、手を取って
母妃マリーの前に連れてってあげる13歳のルイ」
な〜んて心ときめく表現の宝庫だったので、
そのへんに落書きしたシロモノ(汚ぇ)。


*

●アメリカ人の小説家;
『Spider King a Biographical Novel of Louis XI of France 』
ローレンス・シューノヴァー(Lawrence Schoonover)著
1954年刊マクミラン社発行

夏海さん曰く「ルイマリストのバイブル」だそうで…相当に甘いラヴラヴなルイマル小説が
読めるらしい。マルグリットが黒髪だったり、著者さんの趣味が入りまくりなので注意。


※弊サイトは(あくまで)趣味で作成されたものであり、殆ど歴史研究のお役には立てないと思われます…ご了承下さい。

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