+ + フランス大周遊 + +

* 其の壱 *

成田からルフトハンザ航空を利用して、フランクフルト経由でフランスへ。
アンラッキーな座席…真ん中の中央2席(××;)だったので、長時間移動はイコール
体力消耗でしたが、ドイツ人のフライトアテンダントさん達が親切な方々で気を良くしたり♪

フランクフルト空港にて乗継中

 ニース

ニースに着いて、私は不必要なまでに緊張していました…何故なら
「昔からの王侯貴族の避寒地であり、高級リゾート地」とかゆー以前に
「非常に治安の悪い所」と聞いていたからです。情報源は英国に短期留学中、一緒の
ホームスティ先で友達になったオーストリア人のビアギット…彼女が
「女の子4人で遊びに行ったら、とっても恐かった〜!」とか言ってたのを思い出し、
ヨーロッパ人の外見を持つ彼女ですら恐ろしい場所なら、明らかに日本人(観光客)だと
分かる自分なんぞが行ったら果てしなく恐い場所に違いない…数年間ずっと思っていました。
***
ところがどっこい!(懸念していたよりかは)実に平和そ〜な海水浴場でありました。

ニース(モンボロン展望台からの眺望)

自由時間も結構あったし(流石にサレヤ広場の蚤の市では「スリに気をつけて」って
再三の注意がありましたけど)街中での買い物が楽しかった。モノプリっちゅー
ショッピングモールでは和物(日本の布団とか)が流行ってるらしく、お洒落な
感じのお店で高額で売られていたり、現在は日本から撤退してしまった「Sephora
(セフォラ)」では資生堂製品が置いてありました。ラブリーな少女向け小物&家具屋さん
では、売り場のお嬢さん達が優しく挨拶してくれたので、簡単なフランス語で商品とか
褒めまくったら喜んでくれました☆ 妹がフランスの薬局(←全国各地、緑色の十字が
共通の目印)に行きたがったので、デパート前の店舗に入ったら、店員のおばあさん
(ちょっとインテリっぽい方だったので、英語もバッチリOK!)が声を掛けて
親切に案内してくれたので、望みの物を買う事が出来ました。男性陣が優しいのは…まぁ
当たり前?と予測できなくもないですが、老若男女問わず良くして頂けたので、
本当に感激しました♪出だしが好調だった為、どんなにヘボくて初心者のフランス語しか
喋れなくても折角だからビシバシ現地の人たちと交流しちゃおうと心に決めました( ̄ー ̄)
ってゆか、フランスの人達って礼儀正しいですよね!皆、必ず挨拶するし
何か言えば(例えば、空港で大きなスーツケースを通して貰いたくてたくて
断ったりなんかしたら)絶対に返事してくれるし…ま、たまたま良い人達に当たっただけかも
しれないけれども^^;心が通じてるな〜!って感じる事が多くて感動しちゃいましたよ。
***
どうしてビアギットはニースの治安が良くないだなんて言ったんだろう?
と疑問だったんですが…ひょっとすると彼女の場合、夜遊び(←日本で連想するのとは違い、
ヨーロッパの子って家で夕食を済ませた後に、日常的に友達と軽ーく飲みに行ったり
なんかする)で出歩いた時、若い女の子ばっかりだったからトラブルに遭いそうになったの
かな?なんて邪推したり。或いはカジノ関連とか?ギャンブルやるタイプじゃないけど^^;
***
以前お勤めしていた会社の社長(大のフランス贔屓)が毎年の様に出張で南仏を
訪れていて、同伴した秘書さんが「とにもかくにも珍道中だった」と言い切った
コート・ダジュールの青い海を臨むプロムナード・デ・ザングレを歩いたり
シャガール美術館で絵画鑑賞をしました。


 モナコ

モナコ大聖堂 大公宮殿の衛兵交代

丁度レニエ大公が亡くなって間もない時期に訪れたので、
大公宮殿には追悼の花々で溢れていました…国旗も(黒い紐で縛って)
半旗になっていて、店先では追悼の意を表した肖像写真が飾られていました。
期せずして、宮殿前の広場で毎日11:55に行われる名物の
衛兵交代に出くわしたので、記念に撮影する事が出来、ラッキー☆
モナコグランプリのコースもサクっと見学…あんま興味なかったんですが、
訪れた場所とゆー事で、帰国後に深夜TVでF1グランプリを観戦。
FCモナコ(サッカー仏リーグ)のオフィシャル店の横もバスで通りました。


 エズ

エズ(熱帯庭園より地中海を見下ろす)

中世の面影が丘の上に残る鷲の巣 エズ村…と聞いても、全く知らず
ピンと来なかったのですが、実際に行ってみると感動!
…すっごく素敵な場所だったのです☆
素朴な石畳の小道に古い家々が並び、散歩するだけでも
心ときめくモノありました♪(真っ先にレストラン店頭に飾ってあった
中世ヨーロッパの甲冑と写真を撮ったりなんかして*^^*)
展望台に当たる(?)熱帯庭園へは、本来なら3ユーロのところ団体割引が適用されて
2ユーロで入場できました…天気が良くって見晴らしサイコーです(o≧▽≦)o
***
途中、グラースの香水工場「Fragonard(フラゴナール)」へ寄りました。
女性と生まれたからには絶対に行きたい場所…とか呼ばれてるそうですが、
確かにホント目が輝いちゃいましたよ〜。・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・
生まれ変わったら調香師になりたいィ!←って1日たった2時間の
超高給取りな仕事なだけに、ベルサイユの専門学校で7年修行して
資質を認められるまで、めちゃくちゃ大変らしい…嗜好品は禁止だし(’’*)。
効果が高いと評判の皺取りクリームを母へのお土産にする〜♪と
館内の案内もしてくれた店員のマルティーヌさんに話したら、
クルクルっと綺麗な包装紙で巻いてくれました…って、ガイドさんから毒舌にも
「フランス人は下手っぴだから、紙だけ貰っといて後から自分で包んだ方が
マシだよ」と囁かれたんですけど…い、いや、折角やってくれましたし^^;
***
最近、日本でもショップを出したと聞きつけ、帰国後
早速チェックしに表参道の骨董通りへ行ってみました。
う〜ん…他(日本進出するヨーロッパ店舗)も、そうなんだけど、
やはり妙な(行き過ぎた?)高級感で人を寄せ付けない雰囲気にしちゃっていて残念!
練り香水の値段を見たら、およそ倍でした…。
特製の美容クリームや可愛い石鹸は現地でしか購入できないみたいです。


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