+ + フランス大周遊 + +

* 其の弐 *

 エクス・アン・プロヴァンス

まばゆいばかりに輝く太陽と真っ青に広がる空…南仏は空気から違う!

エクス・アン・プロヴァンス市庁舎

エクス・アン・プロヴァンス市内を観光。
市庁舎でフランスの結婚制度などレクチャー受けつつ、自由時間でお買い物♪
名物カリソン(アーモンド・ガレ)やヌガーを売ってるお姉さん…多分この旅行中で喋った人
の中で、最も性格の良い一人では?ってくらい心の温かい方でした(あーん、常連さんが
押し寄せて来なかったら友達になりたかったのにィ〜(><;)。他に地元のおばーちゃん達
が営んでいるプロヴァンスの手工芸品屋さんにも行って、素朴ながら可愛らしい小物を購入。
ミラボー通りの「ミラボー」って確か『ベルばら』に出てきた人の様な…?(うっすら記憶)
***
昼食に入ったレストラン「Che Maxime」では、夕べニースのホテルで
出たのとは又ひと味違ったゼラチンで固めてあるラタトゥユを食べました☆
オープンカフェの席を選んだら、周囲が地元っ子ばっかりでイイ雰囲気(〃д〃)。
ギャルソンのアレクサンドルさんがめっちゃくちゃ男前〜な方で、もう
とろける思いで気に入っちゃった店なのですが。・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・


●セザンヌ関連●

聖ソヴィール教会 セザンヌの出身校(&マミマミ)

セザンヌは超がつく程のお坊っちゃまだったらしい…生涯、親から仕送り生活だなんて!
父のルイ・オーギュスト(…ごめん、今もんのすごくキチクな人を想像しちゃったよ(  ̄m ̄)。
が裸一貫から名士にまでのし上がった人だとかで出世頭だから、良い生活ができたそうな。
当初は画家ではなく弁護士になる為に法律学校に通っていたんだって。

標識 セザンヌのアトリエ

ちょっと街から離れた静かな場所にセザンヌのアトリエがあります。
一度に入場できる人数に制限があるので、ちょびっとずつ観光。
大きな絵も描ける様に2階部分の天井が非常に高い…色彩感覚を
正確にする為(?)に壁がグレーに塗られていたり、と様々な工夫が。
基本的に使われたまんまの状態っぽい配置ですが、
棚を開けるとセザンヌの幼少期などの写真を見る事ができます。
余談ですが、ここの受付アルバイトの兄ちゃんが
かったるそうに暇つぶしで爪磨きしながらも、ウチらに挨拶する時に
やってくれたポーズ…可愛いね!私も真似しちゃおっと☆(と思ったら、こないだ
NHKの「フランス語会話」見ていたらフレデリクさんがフツーにやっとったよ)

 マルセイユ

ついさっきまで大雨だった…なんて現地ガイドさん情報が信じられないくらい、
ウチらが到着した時の天気の良さ!あまりに嬉しくて気持ち良過ぎるから、
唯一ちょこっと話せる天候&ご機嫌な感想を、今日から変わった新しいバスの
運転手レダさんに言ってみたら、めっちゃくちゃ驚いて喜んでくれて
最終日まで常に仲良くして下さいました(本当に大感謝♪)。
***
マルセイユと言えば、真っ先に『風と木の詩』のジルとかオーギュを思い出しますが…
実は密かに気になっていたのが、私の愛用しているカモワン版タロットがマルセイユ発祥の地 とゆー事。ルイ11世とヘンリー6世の祖父にあたるシャルル6世が愛人オデットと
トランプ遊びしたのが始まり…とか言われています。ミラノ説もあるんですけど、当時の
支配者がゴッチャになってる時期が結構あるんで、現代みたくフランスとかイタリアって
はっきりさせなくてもイイんですって。

ノートルダム・ド・ラ・ガルド教会 教会内

さて、一向はノートルダム・ド・ラ・ガルド教会へ。
海や港を見下ろす位置にあり、内部には船の形をした
お供え物などぶらさがっていました。荘厳であり、とても
豪華な印象…キラキラ輝いて綺麗です☆

イフ島

外に出ると、街が一望できる素晴らしい展望台が!
イフ島…『モンテ・クリスト伯−岩窟王』の舞台となったそうですが
残念ですが未読で、ツアーで御一緒した教授っぽい風貌の元商社マンに
呆れられてしまいました(××;)。アレクサンドル・デュマって
色んな作品を書いているのですね〜。妹にカメラのシャッターを切って
と一人で観光に来ていたフランス人のおじさんが一生懸命に英語で御願いして
来たので、やってあげたら喜ばれました。「どういたしまして」ってフランス語で
返したら、物凄い顔でビックリされました…簡単なのしか勉強して行かなかったけど、
多少何かしら覚えていって良かったでっす(だって反応が面白過ぎ(o≧▽≦)o)。
***
夜はホテルではなくレストラン「Fetiche」での食事…名物ブイヤベースですよ!
ああゆう濃厚なの苦手だろうと踏んでたんですが、んもぅ美味しくて☆
またギャルソン集団が愉快な方々で…(妹は自らフランスパンを切ってくれる支配人が
気に入ったそうですが)。綺麗ドコロもいましたが、印象深いのはパスカルさん!(←リヨン
でなくてマルセイユで?とゆーセルフ突っ込みしたい部分でありますね^^;)彼は
「日本人がフランス語を勉強するのは難しいのか?」とか興味津々で聞いた(英語が堪能
な方です)後で、自分も(日本人観光客が多く来るから活したいらしく)日本語習得の為に
「“紅茶”って日本語で何て言うの?」とか、ちょこちょこ訊ねてきました。
他の人達も親切で「美人だねー」等のリップサービス凄かったです。
***
ちょっとエキゾチックな街らしく、治安も比較的あまり宜しくないって事で
ホテルに帰宅後の外出は禁止でした…(残念)。
ちなみにトルシエやナカタコが所属するマルセイユ
(サッカー仏リーグ)のオフィシャル店は休みだったらしい。
地元チームがあるにも関わらず、ユヴェントスのユニ着た人が多かったなー( ̄ー ̄)。

 アルル

マルセイユからアルルの距離って…どのくらい〜?と『風木』読んでいて
気になってまして、ずっとバスから外を覗いてました。実際に体感しますと、
想像していたより遠い感じがしました。うーん、歩いて帰る気にはならないかな(’’*)?

アルルの朝

まずアルル市内を観光です。
上からガシャガシャ音が聞こえてきたので何だろう?と思ったら、
レストランの仕込み作業中でした…絵葉書風に一枚パチリ☆

アルル市内 アルル市内 アルル市内

全体的に南フランスに漂っている雰囲気が素敵なので、『風木』のラコンブラード学院ってば
良い場所にあるんだな〜( ̄∀ ̄ )なんて空想しきり。第1次世界大戦の前あたりで廃校
になるんでしたっけ?実際どこらへんあたりを想定していたのか気になるトコですね。
月1しか街へ出られなかったし、馬車で森っぽい場所まで移動してたから、
ちょっと市街から離れていそうな気も…19世紀が舞台だし、地理も変わってるかも?
どうでもイイ話なんですが、公衆トイレでチト笑えるエピソードがありました。

アルル市庁舎 円形競技場 古代劇場

市庁舎サン・トロフィーム教会円形競技場古代劇場をサラっと見学。

●ゴッホ関連●

跳ね橋 カフェ・ラ・ニュイ エスパス・ヴァン・ゴッホ(病院)

ゴッホ自身が描いた跳ね橋は戦災で消失…現在は位置を変えて復元してあります。
フォーラム広場のカフェ・ラ・ニュイも「夜のカフェテラス」そのままに再現。
収容された市立病院エスパス・ヴァン・ゴッホにも足を踏み入れました。

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