+ + フランス大周遊 + +

* 其の四 *

さて、メインです!ついに今回の旅行を申し込む際、最も心惹かれた場所へ
向かう日とゆー事で、夕べはなかなか寝付けなかったのでありました(××;)。
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バスでの大移動…クレルモン・フェランを横目にオーベルニュ地方を通り抜けます。
(『ジャンヌ』に登場する「シャトー・ダ・リューズ」(←実在の城だかは不明^^;)は
何処ぉーっ!?と叫びながら↓写真撮影…のどかな風景が広がっているばかり)

「ここオーベルニュはいい所だぞ」(ルイ談)

途中、ヴィシーって温泉地にも軽く立ち寄りました。入浴するより水を飲む方がメインらしい。
地名と同じ“Vichy”とゆー温泉の成分を固めてミントで味付けした飴が名物♪
美味しいので競い合って買っちゃいました(帰国後、お土産の中で
両親が一番気に入ってたっぽい)。

10 ブールジュ

ブールジュ大聖堂

世界遺産にも指定されているブールジュ(サン・テティエンヌ)大聖堂
ジャンヌ・ダルク関連でランスで即位する前のシャルル7世が「ブールジュの王」
と言われていたのを思い出すと…ルイ11世の生誕地だって分かりやすいですね。

大聖堂の内部 超豪華ステンドグラス

内部は重厚な印象…とても古いながらも、広々としていて立派でした。
感動しまくってパシャパシャ写真を撮っていたら、何故かオーブ(ってゆーんですか?
心霊現象の一種)が写り込んだ画像ばっかりでした…うわ〜ぁ、ルイですかっ( ̄□ ̄;)!?
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(ラ・トレムイユの後に財務官やっていた)ジャック・クールが寄進した
超豪華ステンドグラス「受胎告知」が美しい☆
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パイプオルガンの近くに小さなお土産屋さん(ってゆーのかな?日本で言うトコロの
神社や仏閣でお守りを売っている様な場所)があったので、時間ギリギリだったんですけど
誘惑に負けてチラっと立ち寄り…欲しいモノばっかり!速攻でジャンヌ・ダルクのメダルを
購入していたら、隣で妹が絵葉書とフランス王家の百合紋章入り指輪を急いで選んで
プレゼントしてくれました(o≧▽≦)o 売り子の上品なおばさんが親切に
プラスチック・ケースに入れてあげる!って丁寧にパッキングして下さいました…が、
フランス人は噂通りに不器用さんが多いので、かなり大苦戦^^;しかし
折角の心遣いを無為にしたくなかったので、終わるまで待ちました。
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外に出てから集合場所のバスまでブールジュの街中を猛ダッシュしたのも良い
思い出です…あぁ、ホントもっとゆっくり見たかった!居たかった!買いたかった!(><;)

ブールジュの街並

中世(15世紀)そのままの木骨組の家を残すブールジュの街並
とても長閑な雰囲気が落ち着けて、私達の乗ったバスが昼食を採る為の
レストランを探していたら、街の人が声を掛けて案内してくれました。
『Au Rendez-Vous des Amis』 にてランチ♪
素朴なポテトパイが心をホックリさせてくれて、ワインの料金も良心的なのが嬉しい!
愉快なお爺さんと気さくなおばちゃんが優しくて、一緒に写真に入って貰ったら
まるでホームスティみたいな絵になりました。憧れの地で素晴らしい思い出が出来て
本当に幸せな気持ちに浸ってしまいました。・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・
(…妹と「ブールジュ最高!」ってはしゃぎまくったのが懐かしいです)
心の底から気に入ってしまった田舎街!シャルル7世やルイ11世が羨ましい位でした。

11 ロワール河〜古城めぐり

フランスの庭とも呼ばれる優雅な田園風景に位置する古城エリア…
英仏百年戦争の舞台になったり、まさに『ジャンヌ』に登場する場所ですね(*^^*)。

シュノンソー城

唯一ツアーで入場するのがシュノンソー城…6人の奥方の館と呼ばれ、
16世紀にアンリ2世(←ノストラダムスの予言通りに亡くなる国王)が
愛妾ディアヌ・ド・ポワティエに与えた城です。当然ながら、本妻カトリーヌ・ド・メディチとの
確執があるワケで双方の庭園が競い合って整備されてたり、因縁の歴史が見て取れます。

カトリーヌ・ド・メディチの庭園

入場チケットのデザインが数種類あって(粋な演出ですよね〜!)添乗員さんが
クジ引きみたいに配ってくれました…私のはディアヌの肖像画、妹のは城全体の夜景でした。 ***
女性の居城なだけに全体的に小さくて(部屋が狭くて)可愛らしい印象。
ゴージャスなタペストリーや火のくべられた暖炉で防寒はバッチリです。
かなり観光客が多かったから、軽くサラーっと見て回りました。
写真撮影で待たせてしまったので謝ったら、おじさんが「いいよ」って
軽くウインクしてくれたのが素敵でした(あーゆうのが決まるって凄い!真似できないよ…)
***
塔部分がお土産屋さんになっていたので、喜び勇んで入ります♪
中は予想通り欲しいモノばっかりィ〜。・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・
さっきの御礼に妹へサラマンダー(カトリーヌ・ド・メディチの紋章?)のブレスレッドを贈り、
自分にはたーんまりフランス王家の百合紋章グッズを買いました☆
売り子のお姉さんがディアヌを現代風に蘇らせた感じの美女で優しい方でした。

ロワール河の流れ

フランス最大の長さを誇るロワール河…嗚呼、いつか見たい!と思っておりました。
濁ってはいても歴史的場所には変わらず。『ジャンヌ』ではオルレアンのバタールの館から
エミールが落ちましたよね(ってオイオイ^^;)。折角だから…とバスの運転手レダさんの配慮
でロワール河沿いにバス走らせて下さいました。お陰で車窓から堪能(実際に降りる事は
出来ませんでしたが有難かったです!)。一生懸命『フランスの歴史をつくった女たち
<第2巻>』を思い出して、シャトー・ランドン攻略の夜に弾む心でマルグリットを思い
浮かべながらロワール河へと馬を走らせるルイの姿を頑張って想像しておりました(〃д〃)。

アンボワーズ城

実は何処よりも訪れたかったアンボワーズ城…残念ながらツアーには入って
いませんでしたけれども、丁度座ったバスの座席から後方に拝む事が出来ました!
窓の汚れ等でハッキリしてませんが…かろうじてミニムの塔、見えますか?
架空エピソードですけど『ジャンヌ』ではルイが独白するシーンに出てきましたね。

12 トゥール

さてはて少し気の利いたガイドブックを開くと「15世紀にルイ11世が一時期
パリから遷都した街」なんて説明が…(夏海さんから「当時の宮廷は常に移動していた」と
伺い)さほど大掛かりな事項ではなかったんでしょーが、とりあえず関連地なので期待!
ところが、全く中世の面影など残していない現代風な都会でありました…
ショック〜( ̄□ ̄;)!そーんなワケで『ジャンヌ』に出てくる風景など全く見られませんよォ。
第二次世界大戦の影響ですか?やっぱ戦争ってば悪だわ!!!
***
ロワール古城巡りの拠点として最適地とされているので、ホテルには各城の案内パンフが
豊富に揃っていました(嬉)。行きたくても行けなかったシノンやロッシュのもゲット☆
***
最も標準的で訛りのないフランス語を喋る地とゆー事で、しっかり耳を傾けてみました…が
未熟者ゆえに、何処がどー違うのか分かんない^^;ただ夕食時にギャルソンさんに
御礼を言ったら“Pardon?”ってダメ出し食らっちゃいました(  ̄m ̄)。
…口の端で笑ってたから、完全にからかってたくさいケドね。

トゥール市庁舎 公衆トイレ

チェックイン後は自由に街を出歩いて構わなかったので、夜にライトアップされる
市庁舎を見に行きました。お洒落な広告の入った公衆トイレは新しくて清潔そうでした。
フランスでは日本の草花が好まれている(但し日本産とゆー意識はないかも?)らしく、
街中には紫陽花やツツジが溢れていました。既に閉まった店のショー・ウィンドウを覗くと
非常に高価な茶道の道具一式が置いてあったり…ブームみたいですね?^^;
***
あまり遅くなるのも物騒かな?と街中の大聖堂へ行くのはやめて
ホテルに戻ると、バスの運転手レダさんが遅くまで
掃除してました…私達と一緒の食事が用意されてるのに
運転中に眠くなっちゃうと困るからって断ったり、
車内販売用のミネラルウォーターを切れない様に常備させていたり、
物凄ーく仕事熱心な方なんですよ〜!
ウチらの姿に気づくと笑顔で挨拶してくれました♪

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